Benchmark December 2007

格付け調査結果
対象:ISP業界

調査時期:2007年12月


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 ■ ISP業界格付け評価の結果(業界平均)


格付け評価の結果



・セルフヘルプ評価結果 [2.71点

・パフォーマンス評価結果 [3.17点
パフォーマンス評価項目 平均応答
速度
電話放棄呼率 通話時間 初回コンタクト
解決率
顧客満足度
スコア 3.01 2.90 3.35 3.60 2.99


・クオリティ評価結果 [3.22点
クオリティ評価項目 サービス体制 コミュニケーション 対応スキル プロセス
(対応処理手順)
困難な対応
スコア 3.28 3.03 3.17 3.49 3.14




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 ■ ISP業界格付け結果要約


  結果要約
1 今回の結果は、三つ星2社、二つ星8社、一つ星2社という結果で、星なしは該当がなかった。
2 ISP業界は、他業界と異なりクオリティよりパフォーマンスのばらつきが大きく、電話がつながりやすいところと、つながりにくいところとに分かれている。業界平均では、他業界に比べて平均応答速度と電話放棄呼率が低くなっている。
3 1年前の調査結果と比較すると、ほとんどの評価項目で向上しているが、電話放棄呼率だけは低下している。これは適正な人員配置になっていないセンターや、IVRの階層が深すぎて時間がかかりすぎるセンターがあることによる。
4 Webセルフヘルプの評価は相対的に低く、利用者の立場に立てていないケースが多い。ISPでは顧客のスキルレベルにばらつきが大きいので、これを考慮した複数の検索パターンも検討すべきであろう。
5 パフォーマンス値が上位のセンターでは、IVRの階層が1段階までとし、Webで電話がかかりにくい日時を告知し、できるだけ顧客に電話がつながりやすい環境を整えている。
6 初回コンタクト解決率が非常に高い割には、通話時間が長くなっているのもISPの特徴である。エスカレーションの比率は少ないものの、保留やナレッジ検索などセンタースタッフが時間をとられることも多い。中にはナレッジマネジメントの不備が感じられるセンターも見られた。
7 クオリティでは調査全社が二つ星以上のレベルで、クオリティの高い業界と言える。しかしプロセスが確立していなかったり、スタッフによるばらつきが多いことが多数報告されており、スタッフ個々のスキルに頼っていることがうかがえる。
8 なお三つ星取得の2社は、適切な質問スキルを使い、顧客のニーズや意図を的確につかんだ、高いソフトスキルを示していた。ソフトスキルに関する教育も行き届いていると感じられる。




評価結果分布

評価結果分布


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