コロラドスプリングス市には、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)や空軍士官学校(Air Force Academy)が設置されたので、IT関連企業も多数集結し、システム導入後のサポートが開始されました。しかしこのサポートには多くの知識とスキルが必要でしたが、その割には担当者の環境は恵まれていませんでした。そこでこれらの諸課題を解決するために業界団体が必要ということになり、ロン・マンズ氏によりヘルプデスク協会(HDI: Help Desk Institute)が設立されました。その後10年を経ずしてHDIは世界最大のメンバーシップ団体となり、ロン・マンズ氏はヘルプデスクの生みの親、コロラドスプリングス市はヘルプデスク発祥の地と言われるようになりました。2000年になり、HDIは英国CSM(Customer Service Management)と合併し、シンクサービスInc.を運営会社とする国際的な機関に成長しました。また同年世界初のサポートスペシャリスト国際認定、およびサポートセンター国際認定を発表しました。現在世界5大陸、40ヶ国でHDIは活動し、HDI地区会は100以上となっています。